やっぱり梅干はうまい 梅調味料完成に沸くプロジェクトチーム。

ニッポンの食べる調味料は「梅あぶら」に。

「世間でブームになっていた『食べるラー油』を、梅干の営業マンとしてうらやましく見ていました」「長く愛される商品にしたい。石神邑をできるだけ多くの人に知ってもらいたいから」と、それぞれの熱い想いを胸に秘めた石神邑の若者たち。梅干は何を使うか、塩分濃度は何%にするか、白ネギか玉ねぎか、焼豚かベーコンか、香ばしさのためには胡麻を加えてみたらどうか・・・。連日、夜遅くまで開発室にこもり、頭を悩ませました。肉体的にも、精神的にも、疲労はピークに近づいていたに違いありません。そんな彼らのもとに、ついに、調味料完成の連絡が届きました。「シンプルな名前がいいでしょう。味もそうですし・・・。『梅あぶら』でどうですか?」と、小山。この国にある優れた伝統を受け継ぐニッポンの食べる調味料は、プロジェクトチーム皆の想いに応えるように、大きな産声を上げました。

ご飯と味噌汁が、欲しくなる味。

ご飯と味噌汁が、欲しくなる味。

梅干の酸味と香りに、素揚げ玉ねぎの香ばしさと甘み、深いコクを生むベーコン、それらをまろやかに包み込むクセのないさらりとした米油。何よりもまず、白いご飯との相性が抜群です。「私は“日の丸弁当のリデザイン”ができたと思っています」と語る石神邑の若者。なるほど、一日よく働いて帰ってきたときに、熱々の白いご飯にそのままのせてかきこんで食べたくなるようなシズルがあります。一方で「そのままでも十分に美味しいからこそ、少し手を加えてあげることでバリエーションは広がるんじゃないかしら」と川津さんが言うように、ゆで豚や鯛のちり蒸しといったおかずづくりにも一役買います。とにもかくにも、お米好きの私たち日本人にとって欠かせない調味料になること間違いありません。

挑戦してくれたことだけでも、ありがたいこと。

挑戦してくれたことだけでも、ありがたいこと。

石神邑のケンちゃんこと、濱田憲一さん(77歳)に食べてもらわなければ、プロジェクトは終わりません。完成した梅あぶらを持って、再び石神邑へ。「梅の味がちゃんと感じられるし、白いご飯にとっても合うねぇ」とにこやかな表情で言ってくれたケンちゃん。(これで本当に完成だ!)胸を撫で下ろす一同に、ケンちゃんはこんな嬉しい言葉をかけてくれました。「梅干づくりを引き継ぐ若い人が減っているのがとても心配だったんだ。でもね、そんな中で、石神の若い人たちがこうして新しいことに挑戦している。梅干を世の中に広めようとしてくれている。本当にありがたいよ」と。村を支えてきた長老から、これから頑張ろうとする若者へ、「想い」という名のバトンが託された瞬間がそこにありました。

新しい可能性を見つけた。それが、嬉しい。

新しい可能性を見つけた。それが、嬉しい。

「梅あぶら」が、ついに完成しました。今、僕はたまらなく感激しています。誰がなんと言おうと、日本人のDNAに訴えかけるその旨さ!想像してみてくださいよ。炊き立てのご飯にちょこんと乗せて、口に運ぶわけです。米の甘みを引き立てる絶妙の酸味と、葱油の香ばしさ。余ったご飯とフライパンさえあれば、究極の梅チャーハンだって作れてしまう。個人的には、甘い卵焼きに乗せるのが好きですが、茹でた薄い豚バラ肉で巻いて食べるのもうまい・・・。あぁ、食いしん坊の想像はいくらでも膨らんでいくのであります。もちろん「梅あぶら」の完成そのものは喜ばしいのですが、それ以上に、梅の新しい可能性を見つけたようで・・・それが嬉しいのであります。初めて石神邑に行ったとき、梅栽培の名人、ケンちゃんはこう言いました。「石神に住む人間は、これまでさんざん梅のお世話になってきました。だから梅に恩返しがしたいのです」。梅あぶらは、まさに梅の新しい魅力を知らしめる調味料です。声を大にして言います。梅さん、ありがとう!そして、石神邑、ありがとう!

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